収録文字数について


Adobe-Japan1

Adobe Japan Character Collection for CID-keyed Fonts

規格記号グリフ数発表年主な変更内容
Adobe-Japan1-7Pr7 / Pr7N23,0602019/4新元号「令和」の合字を追加。(横組・縦組)
Adobe-Japan1-6Pr6 / Pr6N23,0582004/3JIS X 0213:2004およびJIS X 0212への対応。
Adobe-Japan1-5Pr5 / Pr5N20,3172002/9JIS X 0213:2000、国語審議会「表外漢字字体表」などに対応。
Adobe-Japan1-4Pro / ProN15,4442000/2商業印刷で用いる異字体及び記号類などに対応。
Adobe-Japan1-3Std / StdN9,3541998/9縦組み用欧文グリフ追加。
Adobe-Japan1-28,7201994/10マイクロソフト標準キャラクタセットに対応。
Adobe-Japan1-18,3591994/10JIS X 0208-1990
Adobe-Japan1-08,2841993/6JIS X 0208-1983

※Adobe-Identity-0のフォントは書体固有のカスタムグリフセットが使用されています。

JIS(文字セット)との関連

規格文字数漢字数追加漢字JIS規格 (AJ追加内容)
AJ1-08,2846,653JIS X 0208:1983(+旧JIS漢字 (JIS78字形))
AJ1-18,3596,6552JIS X 0208:1990(+旧JIS漢字 (JIS78字形))
AJ1-28,7207,014359
(AJ1-1+IBM拡張文字)
AJ1-39,3547,0140(漢字の追加は無し)
AJ1-415,4449,1382,124
(AJ1-3+各JIS規格文字、異字体、人名漢字など)
AJ1-520,31712,6763,538
JIS X 0213:2000(+学術用漢字、中国漢字など)
AJ1-623,05814,6631,987
JIS X 0213:2004 , JIS X 0212:1990(JIS補助漢字)
AJ1-723,06014,6630(AJ1-6と大差無し)

JIS漢字コード

1978年 JIS C 6226:1978 (78JISまたはJIS78)

最初のJIS規格
JIS78合計(6,802字)
第1水準漢字(2,965字)、第2水準漢字(3,384字)、非漢字(453字)

1983年 JIS C 6226:1983 (83JISまたはJIS83)

漢字250字程度(※正確な数は諸説あります)を略字風に変更(新JIS)
JIS83合計(6,877字)
第1水準漢字(2,965字)、第2水準漢字(3,388字)、非漢字(524字)
(1987年3月1日に日本工業規格に分類記号「X」の情報部門が新設されたため、それ以後はJIS X 0208:1983)
漢字の字形を変更されると印刷業界では旧漢字が使えず困るので、JIS83と旧漢字のJIS78を使えるようにしたものがAdobe-Japan1-0です。

1990年 JIS X 0208:1990 (90JISまたはJIS90)

同時に第1・第2水準漢字を補うための、JIS補助漢字規格(5,801字)を制定(JIS X 0212:1990)
※JIS補助漢字は従来の文字コードの延長では使用できないなど実用性の問題もあって普及しませんでした。
JIS90合計(6,879字)
第1水準漢字(2,965字)、第2水準漢字(3,390字)、非漢字(524字)
こちらのJIS90に対応したものがAdobe-Japan1-1です。また、補助漢字のJIS X 0212:1990はAdobe-Japan1-6で収録されました。

2000年 JIS X 0213:2000 (2000JISまたはJIS2000)

第3・第4水準漢字 3,685字を制定
JIS2000合計(11,223字)
第1水準漢字(2,965字)、第2水準漢字(3,390字)、第3水準漢字(1,249字)、第4水準漢字(2,436字)、非漢字(1,183字)
こちらのJIS2000に対応したものがAdobe-Japan1-5です。

2004年 JIS X 0213:2004 (2004JISまたはJIS2004)

漢字168字を再び旧字風に変更、第3水準漢字に10文字追加
JIS2004合計(11,233字)
第1水準漢字(2,965字)、第2水準漢字(3,390字)、第3水準漢字(1,259字)、第4水準漢字(2,436字)、非漢字(1,183字)
こちらのJIS2004に対応したものがAdobe-Japan1-6です。

第3水準漢字に追加された文字は、下記の10文字です。
追加された文字は従来の文字の異字体です。

JIS漢字は結局何文字なの?

多くの書体で採用されている文字数はJIS90をベースにした6,879文字が標準になっています。

収録文字規格漢字合計
教育漢字10061006+α
JIS第1水準漢字29653,489
JIS第1水準、第2水準漢字6,355
6,879
JIS第1水準、第2水準、第3水準漢字7,604
8,128
JIS第1水準、第2水準、第3水準、第4水準漢字10,040
10,564

非漢字(524字)、第1水準漢字(2,965字)、第2水準漢字(3,390字)、第3水準漢字(1,249字)、第4水準漢字(2,436字)
・非漢字、第1水準漢字、第2水準漢字はJIS90準拠
・第3水準、第4水準漢字はJIS2000準拠
・字形はJIS2004準拠またはJIS90準拠
2019年現在では上記規格を採用している書体が多いです。もちろん今後は全てJIS2004の規格を採用するフォントベンダーが増える可能性もあります。
規格策定から紆余曲折ありましたが現在はJIS2004で落ち着いています。JIS2004から15年経ちましたが大きな変化はないので今後も大きく変わることはないと思われます。
※こちらは収録数の目安ですので全てのフォントの収録数を保証するものではありません。